9月16日

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 戦闘行為が最適化・自動化されました
 最短距離を即座に計算し、自動で戦闘を終えて戻ることができるように、
 プログラムが組みあげられたのです
 戦闘中に他の処理は必要ありませんから、これがもっとも効率的でしょう
 戦闘という行為から学習できることはありますが、
 作業の効率化のみなので、私という処理装置を使用する必要はありません
 
 一人でいるときは大抵考え事をしています
 このままこうして戦闘を続けている
 私は決して、こう在るように望まれて作られたわけではないはずです
 博士は考えることを私に求めました
 バイトさんは、目的を得ることを私に求めました
 いくつかの候補はありますが、どれも不確かで、難しいものです
 
 熱量が過剰になると、私は考えるのをやめ、空を眺めます
 空はどこまでも青く、見ているうちに時間は過ぎていきます
 処理を中断していると、冬羽が膝に乗ってきました
 どこに行っていたのか、心なしか満足そうにあくびをしています
 そしてそのまま、私の膝で居眠りを始めました
 戦闘が始まるまでは、そっとしておきましょう
 
 私は着実に相手を追い詰めています
 そして相手は着実に強くなっています
 これは適切な処理だと登録し、本日の行動を終了いたします


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